子育て

【リアルレポ】新米ママが母乳を増やすためにやったこと

こんにちは。現在、生後6か月の男の子を育てているeffyです!
この記事では、出産直後は全く母乳が出なかった私が2ヵ月でミルクなしの母乳育児に至った経過と、母乳量を増やすために実践して効果があったことを紹介します。

出産直後の私のように初めての母乳育児に不安がある方、母乳育児を希望しているプレママさんは、ぜひ参考にしてください!

母乳が出るようになる仕組み

母乳が出る仕組み

赤ちゃんが生まれると、それまで母乳が出ることを抑制していたホルモンの働きが弱まり、今度はオキシトシンというホルモンが分泌されます。オキシトシンは母乳を噴出させる働きをもつホルモンで、赤ちゃんがおっぱいを吸うことが刺激となり分泌されます。物理的に赤ちゃんが乳房を吸うことで出るのではなく、ホルモンの分泌が活発になってくることで、母乳が沸き上がりおっぱいが出るということです。よく母乳量を増やしたい場合は、頻回授乳が推奨されるのは、ホルモン分泌を促すためですね!

母乳はいつから出る?

母乳が出始める時期は個人差がありますが、大体2~5日ほどだそうです。

ちなみに私の場合は5日間の入院期間中は数滴出た程度で、ほぼ0mlでした。助産師さんに泣きながら相談しても、退院したら出るママが多いよ~という言葉が返ってくるのみで、こんなに手で絞ってもでないのに、本当に出るようになるの?と漠然とした不安が押し寄せたのを覚えています。
今私が書いているブログのように、母乳量が増えるまでの経過を記載しているブログなど読み漁りましたが、たいていの人は入院期間中から出ていた記載があり、先行きがすごく不安でした。

逆に母乳過多で頻繁に乳腺炎を起こしていたという友人は、出産直後から母乳が少し滲んでいたとか…
本当に人それぞれだと思うので、出始める時期は少し気長に構えた方がメンタルが安定すると思います。

母乳が出るまでの経過

出産後~退院まで

母乳の量0ml
授乳回数8~9回
ミルクの量20mlからスタート
毎日+10ml
授乳時間左右5分ずつ

出産前の私は母乳でこんなに悩むことになるなんで、露知らず。
「母乳で育てられたらいいな~仕事にも復帰したいから混合かな~」とかなり呑気に考えていました。
母乳育児に関する知識も皆無で、産んだら誰でも出るもんだと思っていました。

我が子は4,000kg近いビックベイビーでしたが、なんとか自然分娩で産まれてきてくれ、出産の次の日から授乳の練習が始まりました。

私がいた産院は、授乳前後に体重を測って母乳の飲めた量を確認するのですが、何度測っても「0ml、0ml、0ml…」

病院にいるときは、初乳がほんの少し出た程度で、全くと言っていいほど母乳は出ませんでした。

そしてとうとう生後4日目には、赤ちゃんも出ないおっぱいを吸うことを拒否し始めました。

後で調べて分かったのが、乳頭混乱。

吹き出し:乳頭混乱とは、赤ちゃんが哺乳瓶を好み、おっぱいを嫌がったり、咥えてくれなくなってしまうことです。母乳だと赤ちゃんは舌やあごの筋肉を使って一生懸命母乳を吸い取る必要がありますが、哺乳瓶は赤ちゃんが咥えるだけで簡単に飲めることなどが原因になるそうです。

吹き出し:産まれてきた我が子におっぱいを拒否されるって本当に悲しいんです。
産後メンタルもあり、このときは母涙が止まりませんでした…(笑)

退院の日が迫っても、私のおっぱいは全く張らず、赤ちゃんに吸ってもらうことすらままならない状況になってしまいました。

出産前はできたら母乳で…なんて軽く考えていたのですが、赤ちゃんに拒否されて初めて、自分が母乳育児がしたいという気持ちがあったことに気が付きました。

生後2週間

母乳の量20ml
授乳回数9~12回
ミルクの量毎回40~60ml足して400ml程度/日
授乳時間20分(左右5分ずつを2セット)

退院後はすぐに、乳頭混乱改善のために「母乳相談室」というトレーニング用哺乳瓶を購入しました。ミルクを足すときはこちらを使用したおかげで乳頭混乱はすぐに解消しました。

ようやくおっぱいを咥えてもらうというスタートラインに立つことができ、少しですが母乳も出るようになってきました。
搾乳機を使うと、20~30mlは摂れるようになり、母乳が出始めたことで少し安心しました。

ですが、我が子はよく飲む子なので、すぐにお腹が空いてしまうようで、毎回のミルクは一向に減りませんでした。このまま母乳量が増えなければ、どんどんミルクよりの混合になってしまうのかな…と今度は新たな不安が出てきました。

そんな時、赤ちゃんを見に来てくれた親戚から、桶谷式のおっぱいマッサージが良かったと聞き、紹介してもらった助産院に行ってみることにしました。

吹き出し:桶谷式とは桶谷先生が母乳に悩むお母さんに向けて考案した、痛くないおっぱいマッサージの手法のこと。

桶谷式を実践している助産院に行くと、私のおっぱいの状態はあまり良くないと言われました。

母乳が出始めたこともあり、そんなに悪い状態ではないと思っていたのですが、母乳が溜まって乳首や乳房全体が固く吸いにくい状態になっているとのことでした。

たしかに、乳房を手でつかむと、中に大きなしこりのような塊がありました。助産師さん曰く、これをマッサージでほぐしていけば、塊もいずれなくなると言われました。

そしてマッサージをみっちり1時間受け、授乳姿勢も指導を受けました。なるべく早く改善するために、最初は日をあけず、週に1回は通いました。

そこから徐々におっぱいが張るという感覚が出るようになり、母乳が増えているという実感がありました。

桶谷式の詳細・感想はこちらでも紹介しています。

生後1ヵ月

母乳の量40~60ml
授乳回数9~12回
ミルクの量足りない時のみ60~80ml足して、200ml/日
授乳時間20分(左右5分ずつを2セット)

1ヵ月検診を迎える頃には、ミルクを足さなくても大丈夫な時が増えており、たまに不満そうな時や疲れている時に60~80ml足していました。

生後1ヵ月という割と早い段階で、ミルク中心の混合から完母に移行することができました。

しかし母乳は腹持ちが悪く、かなりの回数授乳していました。母乳が出るようになってきたのは良かったものの、やはり検診などの外出時は頻回授乳だと大変で、授乳室で汗だくになりながら必死に授乳していました。

この最初の1ヵ月は、本当に母乳のことで頭がいっぱいで、産後の傷も癒えていないしで、精神的にも体力的にもきつかったです。

生後2ヵ月

母乳の量ー 未計測
授乳回数9~12回
ミルクの量人に預けるときのみ
授乳時間10分(左右5分ずつ)

母乳が出ないという悩みがなくなったものの、おっぱいのメンテナンスも兼ねてマッサージには2週間に1回の頻度で通っていました。

それが良かったのか、生後1ヵ月を過ぎたあたりから、かなり食欲が出るようになり、母乳が増えていることが体で感じられるようになりました。

それに伴って、徐々に1回の授乳時間が短くなっていきました。母乳量が増えただけでなく、赤ちゃん自身に短い時間で沢山飲める体力がついてきたのだと思います。

今では10分ほど飲めば満足してくれるようになったので、夜間授乳や外出前の授乳もサッと短い時間で済むようになり、かなり楽になりました。(夜や外出前の10分は大きいですよね!)

これが私の完母に至るまでの道のりでした!

今でこそ、そんなに焦らなくても、母乳出るから大丈夫!と思えますが、出産直後は最初は母乳が出ないということを知らず、かなりストレスを感じて検索魔になっていました。

それでも完母にすることができたのは、悩んでいるだけでなく、先輩ママに相談する、マッサージに行くなど、周りのサポートを得られたことが大きかったと思います。

母乳を増やすために実践したこと

乳頭マッサージ

36週頃から、産院で教えてもらった乳頭マッサージをお風呂で行っていました。

マッサージを始めた頃は、違和感や軽い痛みがありました。

切迫気味でお休みしていた期間もありますが、それでも出産直前には、手でつまんでも痛くない程度までほぐれていました。

もともと乳首が少し陥没気味でしたが、それも改善されたので、授乳が始まってから、切れたりなどの乳首トラブルは一度もありませんでした。

乳腺の開通や乳首トラブルの予防など、乳頭マッサージは本当にやっていて正解でした!お風呂で手軽にできますが、やっているのとやってないのでは結構違うと思うので、プレママさんにはすごくおすすめです!

おっぱいマッサージ

前述した通り、桶谷式のおっぱいマッサージに通っています。これが一番効果があったと思います。

母乳は3か月を過ぎると増えないと言われているので、気になる方はなるべく早めに試してみることをお勧めします。

私が通っている助産院では、退院した日の病院からの帰り道に来るママも多いみたいです。

おっぱいの状態や授乳姿勢のチェック、おっぱいの咥えさせ方など見てもらえるのも、その後の参考になるかと思います。

私の場合は、赤ちゃんの咥えさせ方が浅く、おっぱいの状態を悪化させている。と指導を受けました。しっかり深く咥えさせて飲ませることで、その後の母乳量の増えやおっぱいの状態をキープすることができると教えてもらいました。

授乳姿勢・授乳環境の見直し

助産院で授乳姿勢を色々教わりました。横抱きの他に、縦抱きやフットボールなど色々な角度から飲ませる授乳方法があるので、試してみて赤ちゃんと私自身がしっくりくる方法を探しました。

また色々な角度から刺激を与えることで、乳腺の開通にも効果があるそうです。

更に、使っていた安物の授乳クッションは、薄っぺらくて高さが足りず猫背になりがちでした。

授乳姿勢が悪いと、変に力が入ってしまい、赤ちゃんも私もお互いに授乳が一苦労でした。助産院で試した授乳クッションがとても良かったので、少し高いと思いましたが、授乳クッションも買い直し、だいぶ楽になりました。

哺乳瓶は母乳相談室を使用

入院中に赤ちゃんが乳頭混乱になってしまったと書きましたが、まずは赤ちゃんにおっぱいを咥えてもらわないことには埒があきません。

乳頭混乱を解決するために、桶谷先生が開発した、吸う力を鍛えるための「母乳相談室」という哺乳瓶に切り替えました。

吹き出し:通常の哺乳瓶より硬めのニップルで、頑張って吸わないとミルクが出てきにくいようになっているよ

これに変えてからすぐ、おっぱいも吸えるようになりました。
更に哺乳瓶で咽てしまうということもなくなりました。

意識的な水分補給

母乳は血液から作られているため、授乳中は普段より多めに水分を取らなければ母乳量も増えないそうです。

でも水分摂るの苦手という方もいるかと思います。私はもともと水分を摂るのが苦手で、1日500mlくらいしか飲めていませんでした。(だからものすごい乾燥肌だった…)

そんな方はメモリのついたマイボトルを使うのがおすすめです。私は1ℓのナルゲンボトルを使っています。

メモリが付いていることで、どれくらい飲めているか分かるので、意識的に水分補給ができます。何度も飲み物をコップにつぐ必要もないので、自然と飲む習慣が付きやすいと思います。

※14時頃までに1ℓ飲み干すことを目標にし、寝るまでに合計2ℓ摂取するようにしています

母乳育児のメリット・デメリット

母乳育児のメリット

  • 経済的
  • 哺乳瓶の消毒などがない分、楽(特に夜間授乳)
  • 赤ちゃんの便秘改善
  • うんちのニオイが軽減された

個人的には便秘改善はすごい効果でした!

母乳はミルクと比べて水分量が多く、ミルク中心の赤ちゃんよりもウンチの回数が多いそうです。

我が子は産まれたときから便秘気味で、ミルク中心だったときは4日に1回くらいしか出ず、溜まっていた分、1回あたりの量もおむつから溢れそうなくらい多かったので大変でした。

吹き出し:うんちは一大イベント化していた!(笑)

それが母乳中心に移行してきてからは、毎日2~3回程度は出るようになり、またニオイもおむつを開けるまでうんちしていることに気が付かないほど、軽減されました。

あとはやはり母乳の方が、準備・後片付けがなくて気楽という点が私は一番気に入っています。
特に我が家はキャンプに行くこともあり、野外ではお湯や消毒の準備が必要なミルクだと大変なので、母乳にできたことはすごくメリットでした。

母乳育児のデメリット

  • ママの体調が悪いときは授乳がしんどい
  • 母乳トラブルがつきまとう

体調が悪いときは本当に授乳が大変です。体がしんどくても、気軽に薬は飲めません。

数日でも授乳をお休みしてしまうと、母乳量が減ったり、止まってしまうこともあるそうです。そもそもおっぱいが張って、乳腺炎になってしまいますよね。

特にコロナやインフルエンザなどの感染症になってしまうと、赤ちゃんにうつさないように、細心の注意を払いながら授乳しないといけないなんて、想像しただけで無理です。

私は今のところ母乳トラブルはありませんが、母乳量が多い人や乳首が切れやすい人は本当にたくさん痛い思いをしてしまうと思います。

母乳が出てくれるまでも苦労しますが、それを維持するためにも、おっぱいって手がかかるんですよね…

吹き出し:実はこの記事を更新したあと、しっかり母乳トラブルありました…。私のようにならないために知っておいて欲しい内容です!

おっぱいがほとんど出てない!?生後6~8ヵ月頃の母乳トラブルに要注意!

まとめ

母乳育児にはメリットもデメリットもありますが、やはりおっぱいをあげているときのなんともいえない幸せ感が好きなので、私はあげれるだけ母乳育児を続けたいなと思います。

母乳にこだわる必要はないですが、母乳育児をしてみたいという気持ちが少しでもある方に、参考にしていただければ幸いです。

-子育て
-,